総じておバカな国民に告ぐ!<Volume.6> [迷える人々へ]
<2023/11/01 16:53 夕映えに富士のシルエットがくっきりと見えた。一日が終わろうとしている>
すべてが欺瞞であり虚偽である。それがこの国の政権を担う政党の本質だ。
「私の政治団体に関しては適切に処理してきたと考えているが、現在派閥が刑事告発を受けており、捜査をされている。私の政治団体についても改めて精査した上で適切に対応したい」
そう言い逃れをして、会期前日に自身の不信任案が、圧倒的多数の自公政権によって否決されると、思わずニヤリとほくそ笑んだ。何なんだろうこの男。
選挙区は違うが、同じ千葉県に長年在住している身として、とても恥ずかしいと感じている。
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すべての疑惑は、松野前官房長官のこの発言によって始まった。
そして今や安倍派と二階派の強制捜査まで行われた。これはもう完全に疑獄事件である。
ところで、先日の羽鳥慎一モーニングショーで、自民党お抱え政治評論家の、スシローこと田崎史郎は、「『政治資金規正法』はですね、政治に関わるお金の流れを明確にするのがこの法律の主旨なんですね」と述べていたが、それは全くの虚偽か欺瞞か、あるいは事実誤認である。
総務省の「政治資金規正法」に関わるURLを辿ると、その冒頭にある「政治資金の規正」と題するコラム<副題:なるほど!政治資金>には、この法の主旨がこう書かれている。
政治資金規正法は、議会制民主政治の下における政党その他の政治団体の機能の重要性及び公職の候補者の責務の重要性にかんがみ、政治団体及び公職の候補者により行われる政治活動が国民の不断の監視と批判の下に行われるようにするため、(1)政治団体の届出、(2)政治団体に係る政治資金の収支の公開、(3)政治団体及び公職の候補者に係る政治資金の授受の規正、(4)その他の措置を講ずることにより、政治活動の公明と公正を確保し、もって民主政治の健全な発達に寄与することを目的としています。筆者注)赤文字部分は筆者によって「強調」したものであって、これは著作権法で禁止されている「改変」には当たりません。なおこの<引用>は、著作権法第32条第1項の<引用>の法的主旨に完全に合致しており、その成立(合法と見做されるという意味)4要件を満たしたものです。
これがこの法の目的を明確に説明したものだ。
だとしたら政治資金の流れを公正にするのがこの法の主旨でないことは明白だろう。この法律が作られた主目的は、<政治活動の公明と公正を確保>することではなく、<政治団体及び公職の候補者により行われる政治活動が国民の不断の監視と批判の下に行われるようにするため>に施行され<民主政治の健全な発達に寄与する>ことを目的としている。従って<政治活動の公明と公正を確保>することは、あくまでも<手段>であって<目的>とはなり得ない。
何だか引っ掛け問題のようであるが、もしこれが国語のテストで、「この法律の主旨は何か、100字以内で答えよ」と出題されたら皆さんはどう答えるだろう(o゚▽゚)o
これは中学生レベルの文章読解力があれば、(公明と公正さを欠き、時の政権政党寄りの『印象操作』がお得意なスシローさんはさて置いて)それこそ誰にでも分かる話だ。
因みに私は中学・高校を通して<国語>並びに<現代国語>で5、乃至10以外の通知表を貰ったことは一度もない。
東京地検特捜部には頑張って貰いたい。「大山鳴動して鼠一匹」では国民は納得しないだろう。
なお、田崎史郎が「スシロー」と渾名をつけられ揶揄されるのは、かつて「安倍元総理と銀座の高級寿司店で会食をする仲である」ことを吹聴したが故である。